相続対策 不動産所有法人の活用(不動産オーナーの方へ)
マンション等を所有し不動産賃貸をされている方は、不動産収入に対し多額の所得税がかかり、さらに残ったキャッシュは将来の相続財産となります。毎年の税額を少なくし、相続財産の蓄積を防ぐために、不動産所有法人の活用が有効です。
不動産所有法人とは
現在お持ちのマンション等の建物を、不動産オーナー様のご家族を株主とする会社(法人)を作り、そこに売却します。その結果、会社がマンション等を所有することになりますので、賃料は会社に貯まります。
そこから、ご家族へ給与を支払うことによって、賃料をご家族へ移転することができます。つまり、生前贈与するのと同じ効果が得られるわけです。また、法人税の税率は約25%と所得税の最高税率40%と比較して低いため、毎年の税金も節税することができます。
借入をしてマンション等を建てても、年数がたち、借入金の残高が減ってくると相続税の節税効果は薄れてきます。次の対策として、建物をプライベートカンパニーへ移すことを検討しましょう。
不動産所有法人のイメージ
不動産所有法人の活用により、不動産収入の移転を図る事が可能となり、相続財産の蓄積を防ぎます。
不動産所有法人のメリット
現在の税金を減らしつつ、ご家族への財産移転を図ることができます。
- 家賃収入を法人に移転するため、相続財産が貯まりません。
- ご家族を法人の役員とし、役員報酬を支給する事で所得の分散、相続財産の移転が図れます。また、ご家族は将来の納税資金として蓄えることができます。
- 所得税より、法人税の方が最高税率が低いので、毎年の税負担が減ります。
- 建物をご家族が株主となる会社へ移すため、実質的に遺産分割を行っている結果となり、オーナー様の意思を形にすることができます。